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法律事務所 | 二極化

サスペンスドラマなどで見られる法律事務所は、とてもきれいで弁護士秘書が優雅に仕事をしていますが、実際の現場は戦場のような忙しい日々が続いていると言います。どのような職業でも同じなのですが、イメージだけで仕事を決めず自分のしたい仕事、将来の明確なビジョンを持った上でそれに向かって一歩一歩前進するようにしましょう。接客や営業をはじめ、マスコミからの問い合わせが入ることもありますから、マスコミ対応や広報の経験が求められることも多くなりました。

大きな法律事務所では、総務、人事の経験がありますと、さらに重宝がられるということです。事務所外の人と会う機会が多いですから、それなりの相応しい身だしなみに配慮できることや正しい敬語が使えることも重要となります。アルバイトと言いましても、法律事務所のイメージを左右しかねないからです。事務所での働きぶりが評価されますと、弁護士のアシスタントとして法律書類を作成したり、顧客に指示を出したり、責任ある仕事を任されるようになることもあります。

最も大きな問題は、法律事務所の二極分化と言われています。法律事務所の大規模化に伴って、日本の法律事務所は、一部の一流の大規模事務所と零細の法律事務所というように二極化する傾向があります。すなわち、大規模かつ優良な仕事を一手に引き受ける大規模法律事務所と、ほとんどが零細企業や個人のニーズに応えていく個人事務所を中心とする小規模法律事務所の二つのカテゴリーというわけです。

ほとんどの組織には、いずれかの役所から免許を受けたり認可を受けたりして監督されているものなのですが、法律事務所には監督官庁は存在していません。法務省とて弁護士や法律事務所には一切関与していません。これは、弁護士自治と言いまして、一切の公権力から独立して自由な存在として弁護士法に定められているところです。個々の法律事務所や弁護士が勝手にやっていたのでは抑制が利きませんから、監督官庁の代わりに、弁護士会が弁護士を監督するシステムになっています。